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大人の女三人がぐだぐだ

わしは闘っている(連鎖的想像の中で)

綱しょった土佐犬ばりに。

闘いは今日も起こった。
点眼液の先っちょがまつげに触れることがあってはならないので、
(あるのかないのかわからんわしのまつげもこういうときには存在を感じさせるなかなかのいけず)
かなり上方からドロップしてやるのだが、
目を見開いて点眼液の先っちょを見なければわしの負けなのだ。
目薬が怖いなんて口が裂けても言えない。
だからあえて心の中で目薬と闘う。
「お前には負けない」と。
実生活では、立派な負け犬人生なのだろうが、
つまらんことには負けたくない。それが綱しょった女の意地である。

何か気まずい案件に気付いても、それをスルーするのが大人というものなのでしょうか。
見て見ぬふりをしとけばいいのでしょうか。
でも、ルー大柴も言っている。
「オレはオマエをスルーできない」って。
そう、スルーできないものに気付いたら、
自分に不利益が被らない程度にスルーしないことにするー。
昨日、スルウできなかったもの。

2個だけ売っていたら納得したかも

赤いリンゴの立場が憐れで憐れで。
でもそこはとりあえずスルーで。
『いつから「ウ」が付くようになったんですか?』と店員さんに聞いてみた。
というのはウソですが、ひょっとこのようになって何度も音読したくなったのは事実ウ。

子供のころ、半分に割ったグレープフルーツウに砂糖をかけてすくって食べていたのを思い出した。
スップンと呼んでいたそれで。
高倉健さんよりも不器用なまむしの手が、果実をぐじゅぐじゅにした。
最後はかぶりつき、前歯でこそぎ、皮の苦味で口のまわりがヒリヒリとかぶれた。
グレープフルーツが好きだったのではなくて、ただ砂糖がなめたかっただけだった。
ザラザラとしたグラニュー糖。白くなったシュガーカットの固まり。
甘ければなんでもよかった。

あの頃のわしは、オトナになったわしは絶対にスーパーアイドルになっていると信じきっていた。
サイテーでもキョンキョンぐらい、とか言っていた。
ちびっこビッグマウス。



真っ暗な部屋で女一人ガンバの冒険を見る
ここんとこ、夜中にケーブルでやっている「ガンバの冒険」を見て寝床へ入る。
リアルタイムで見た記憶はあまりないけど、ところどころ劇画タッチなのがなつかし風味。
ガンバはめっちゃやる。
それ絶対ムリだって!ってのもフツーにやる。
彼こそほんまもんの冒険家だ。






やっぱりわしも闘わねば。


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今日のぐだぐだ

見ていて痛いほど何にでも猪突猛進、力でやる父親似の息子ハタ(もうすぐ小4)。今日、めいっぱい遊んでいると指先を大ケガ、なかなか止まらない血と痛みに大泣きしながら何を言い出すのかと思ったら、「ピアノの!練習がっ!できないーっ!!」涙を流しながらそういう息子を見て、この3年間ですでにピアノが彼の生活の一部になっていることに感動していると、ニヤリとしながら「ねえおかあさん、今日お風呂入らなくていいよね?」・・・感動は消え失せた。(まむし)

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