プシュケー
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あなたには愛する人がいる。
身体的にも、感情的にも、表情や行動、その人の何もかもを愛し、受け入れている。
ある日、その人がころんで脚をケガしてしまった。破れた衣服の下から見えたのは、機械だった。
その人はサイボーグだったのだ。
それを知ったあとも、その人のことを今までどおり愛することが、あなたにはできるだろうか。
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ある大事件を起こした人の裁判の詳細を記した手記。
被告人は「人間は、高度にプログラミングされたロボットにすぎない」と裁判員裁判で述べる。
「システムを作れば感情もありうる」と。
人間とロボットの違い。
被告人には、死刑判決が下された。「高度」ではないロボットを消しつくそうとしたから。
自分の愛する人がサイボーグだとわかったら。
自分は、おそらくその人のことを今までどおりに愛することはできないだろう。
悲しいけれど悲しい理由もよくわからない。
ただ、わかること。
自分も、機械の体を手に入れに行くだろう。


Superbowl Halftime show 2023
毎年、心待ちにしているこの時期のお楽しみ、スーパーボウルハーフタイムショー。今年はバルバドスが生んだ世紀の歌姫リアーナでしたね。
いやー、もう涙なくしては見れませんでした。何がって?わしにもわかりません、なぜだか感動して、目から汗が出まくりだったんです。
去年は去年でこれまたお宝でした、わし、長年のDr.Dreファンですから。それに加えエミネムにスヌープ・ドッグ、メアリー・J・ブライジときたら、90年代から彼らの音楽でぶいぶいさせられていたわしにとってはもう~たまんない。だめ!寄せ集めなんて言っちゃ。
↑実際のハーフタイムのパフォーマンスもよかったけど、個人的にはこのオフィシャルトレイラーのほうが最高だったっていうね。
話は戻ってリアーナ嬢。あの宙吊りパフォーマンスでなんと妊娠してたってんだから驚き。あれ?でもたしか去年の春ごろにも出産してなかったっけ?年子ですね。
そして何が感動だったかというと、彼女の大ヒット曲「ダイアモンド」(プリプリじゃないよ)。最後にこの曲で最高潮の盛り上がりを見せるのですが、宙吊りステージの上で真っ赤なジャンプスーツに真っ赤なマントをまとったリアーナが、真っ暗な会場に浮かび上がる星のようなオーディエンスに歌い上げる。
Shine bright like a diamond
ダイヤモンドのように輝く
We're beautiful like a diamond in the sky
わたしたちは空に輝く美しいダイヤモンドのよう

バルバドスから発掘されたダイアモンドの原石が、いまアメリカの頂点に立ち、大きなおなかを抱えた女神のように見えたのはわしだけではないはず。この瞬間のために作られた曲だったのかと思えるほどの錯覚を覚えたほど。まあでもこの曲、彼氏とヤクかなんかでラリって何もかもがキラキラに見えてたというシチュエーションだったはずですがね。
宙吊りステージ以外には、ケイティ・ペリーの時のような大仕掛けなどなく、顔出ししていないダンサーたちと踊るのみ。こんな世の中だからこそ、人のエネルギーを感じさせるステージにしたのか、マンパワーという言葉が頭をよぎりました。
↑ここでは見れないので、YouTubeに飛んでから見てね。
ちなみにスーパーボウルのギャラは、初回のマイケル・ジャクソンが断ったのを受けて、いまだに歴代ノーギャラなんです。みんなー、マイケル恨まないでねー。
グラサン取るまで2分も静止してた彼の伝説のステージ、え、まだ見てないの??!↓
↑YouTubeで見てね。
そしてなんとなんとびっくしこんこんなのは、ハーフタイムショーといえば言わずと知れたペプシがスポンサーでしたが、なんと今年からリンゴのマークに!!!!!もうこの世界は全てりんごマークに侵されていくのか!!?


バースデートリップ神戸 その6
鳥のショーの後、鳥のぬいぐるみと鳥のマスクを買い、鳥のマスコットをクレーンゲームで取ったほくほくハタ、これでもう神戸どうぶつ王国に用はないとのことで、ポートライナーで三宮駅へ向かいます。
どうしてものどが渇いたわし、どうしてもポテチが食べたかったハタ。二人で駅のコンビニ前に立ってちょいとビール&ポテチ休憩。「あのおかあさんヤバイ人」て思われたんじゃないかって?もう大台までリーチのわし、人の目なんて気にせず生きるって決めました。ストリーキングだって怖くない!(夏まで待とう)

さて、神戸旅行を締めくくるのはこちら、神戸酒心館さかばやしさんです。酒蔵なのですが、併設レストランにてお蕎麦で昼酒できるという、のんべえにとってはまさにパラダイス。よおし、ぶったおれるまで飲むぞー。

立派な門をくぐり中に入ると、ざくろの木があり、たわわに実っていました。あちこちにざくろの木があった、嫁いだ国を思い出しちょっちおセンチになりましたが、早くぽん酒が飲みたいので中に入ります。

ここで写真を撮れと言わんばかりの酒樽。
さて、ここで合流したのは、長年の友ゆみこはんです。前日ご一緒したhanaさんと出会ったのはペルーでしたが、思い返せば27年前の在米時代、ゆみことはカリフォルニアで出会いました。この日、大阪から神戸までご主人と共にやって来てくれたゆみこ、今年の夏はなんと、大阪から広島までほかほかのイカ焼き持参で、ワープしたかのように訪ねてきてくれました。まじであぷりしえいとです。

早速昼酒開始です。お蕎麦の前に酒に合うつまみで飲みます。ジャパンサイコー!と叫びたくなるこの美しさ。

明石のタコ唐揚げ。こんなにおいしいもん、欧米人なんで食べないの?

シメのお蕎麦。しあわせです!!
楽しい時間はあっという間、いつものようにゆみこの家に行っちゃいそうな気分になりましたが、ぶったおれず無事広島まで新幹線で帰ることができました。
楽しいバースデートリップで始まったこの1年。全てに感謝を忘れずもうちょっとがんばって生きてみようと思います。よく息子に「おかあさん死なないで!」と言われるので。
わし死にそうに見えるのか?

この二日後、ゆみこから松島土産の巨大なのしいかが届きました。
勇気がなく、なかなか開封できません。
終わり


バースデートリップ神戸 その5
翌日。
神戸ポートピアホテルをチェックアウトした後向かったのは、同じくポートアイランド内にある「神戸どうぶつ王国」です。
動物が大好きでたまらない、というわけではないですが、屋外で鳥のショーが見れるということでやってきました。わしではなく鳥マニアの息子に見せるためです。毎日毎日ピーピーピーピー、鳥のように鳴いている鳥人間ハタ。盲目的な鳥愛はどこで培われたのか(トルコでにわとりを飼っていたあのときか?)不思議でしょうがないけれど、これは彼が見ずして誰が見る、というショーであることは間違いない。

またもやあいにくのお天気でしたが、早めにいって中央の席を陣取りました。よく見えてハタもご満悦。連休中だったせいもあるけれど広大な敷地に用意された椅子が親子連れでほぼ満席、鳥大好き鳥人間って、こんなにいたの?


きれいな鳥さんたちも、飛びます飛びますこたろうに。
屋外でも逃げることなくビュンビュン飛ぶ鳥さんたち。信頼関係を築いたスタッフの方々の努力は相当なものだろうと思いました。ハタも目をキラキラさせながら見ていた。

ふくろうと記念撮影は別料金300円で30分並んでぱしゃり。やりたいやりたいゆうとったわりには緊張でがちがちやん。さっきのキラキラはどこいった。

広い王国内には珍しい動物もたくさんいたのに、「もう行こう、おかあさん。」鳥以外にはまるで興味のないハタ。ええ、入場料を割り引いて欲しかった、ケチなおかあさんですが、なにか?!
続く。


バースデートリップ神戸 その4

本日のお宿に到着しました、神戸ポートピアホテルです。
まむしが小学校低学年くらいの頃、家族旅行で来たホテルです。当時は、神戸ポートピアランドという遊園地が隣接しておりそこで遊んでからの宿泊だったはずです。はずです、というのは、ほとんど覚えていないからです。小さい頃に旅をしても、もったいないことに大きくなったら全部忘れてます。ただ、神戸という場所がなんとなくキラキラした場所だったことは、イメージ的に頭の片隅に残っていて、それがまたここへきた理由です。が、このポートアイランドというエリアは、遊園地もとうの昔になくなってしまった今、正直もう終わった感が強く、工業地帯にぽつんと建つこのホテルは、これでもかというゴージャスなロビー、超豪華なシャンデリアが付くエレベーターといった、バブル経済の名残を感じるだけの異空間となっており、ある意味来ておいてよかったなと思いました。ちなみに遊園地ポートピアランドの跡地は今、IKEAになっています。

お部屋はこちら、安かったので別館にしました。なので、神戸のキラキラした夜景などは見えません、ベランダからは、

スイミングプールが一望できます。ちなみにこないだ止まった広島のホテルの部屋で息子(小2)が窓の外を見て、「おかあさん、あれは何?」と聞くので「天下一品だよ。」というと、「天下一品ビュー。」て言うてた。オーシャンビュー、みたいに言うな。

さて、あとはお部屋でのんびりしまくるだけ。腹の中のビリヤニを追っかけてドッキングさせるべくまたもやビールを流し込む。広島では放送していない「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」を見ながら、hanaさんにもらったどさんこ土産をつまみに飲む、至福の時間。
そうこうしてる間に晩御飯の時間。のんびりホテルライフを満喫するため2食付きのプランにしたのだ。腹の中のビリヤニがまだ存在を主張しまくっているけど食べにゃ損、夕食会場へ向かう。

30階のレストランでビュッフェです。夜景は・・・、覚えていません。必死で食べたんです。なぜなら、息子が、ちっこいパン1個とソフトクリーム1個しか食べなかったので、おかあさん二人分頑張ったんです。夜景なんて見てる間ありませんよ、そんなん。

パンク寸前の腹を抱えてエレベーターホールへ戻ると、鍋のディスプレイが美しいことに気付いた。
この日の夕方、ホテルの裏にわんさか若者がいて、なんだか聞き覚えのある歌声がするな~、と思ったら、米津玄師のライブやってた。わしのバースデーに来てくれて、どうもありがとう。
続く。

